※多大なネタバレを含む記事ですので、閲覧はご注意ください
さて、本日無事にレッドデッドリデンプション2(以下RDR2)をクリアしたので、感想を書いていこうと思います(・∀・)
良かった点と、ちょっと不満だな~って点も含めてね
【ストーリー】
まずはストーリーの感想
今作の物語は、前作RDRの10年前
前作で敵対することになったダッチギャングとして活躍する物語です
19世紀末、無法者の時代が終わりを迎えつつある時
文明化の波が押し寄せ、銃と暴力の時代が終わりつつある時に、無法者のダッチギャングはどう立ち回っていくのか
そんな感じのストーリーです
始めは、ブラックウォーターでの仕事が失敗し、大金を残したまま雪山に逃れてくるというピンチの状況から開始
そこから、仲間たちの強固な絆や信頼で苦境を乗り越えていくんですが
行く先々で小さな成功と大きな失敗を繰り返し、逃亡生活を続けていく中で仲間たちに不和が生じ始め
最後には裏切り者が出て、ギャングは崩壊するという物語です
前作同様に、最後はちゃんとしたハッピーエンドという形ではないです
ただ、これは前作をやっているから出てくる感想であって
今作だけプレイしたならば、最後には裏切り者を始末して終了となるので、一応はハッピーエンドと見えるでしょう
スタッフロールで前作に続く不穏な空気は醸し出されてますが
今作は日本のゲームのように、徐々に仲間が集まっていくスタイルではなく、最初から大勢の仲間に囲まれた状態で始まるので、最初は仲間の名前を覚えるのがかなり大変でした
字幕に名前が入ってるわけじゃないから、誰が話してるのかもわからないし
でも、物語中に仲間たちで親睦を深めるイベントがかなり多いんです
前作主人公であるジョンの子供、ジャックが拉致され、それを取り戻したときとか
仲間総出で祝杯をあげたり
仲間たちと出かけてきたり(その先でハプニングがありますが)
主人公のアーサー、ダッチ、ハビアの古参の三人で釣りに出かけたとき、普通に笑い合う仲間たちだと感じ
そしてストーリーが進むと、その絆にヒビが入って行き、最後には瓦解してしまう
普通に物語を進めているだけでも、しっかりと感情移入しちゃうから、かなり寂しく感じました
途中、キーランが自分の首持って出てきたときとか、キーランって誰だっけ?ってなったりもしましたけどね( ´_ゝ`)
そんな感じで、ちゃんと物語にガッツリ絡んできた仲間と、そうでもない仲間で記憶に残ってたり残ってなかったりはありますが
前作で戦ったダッチギャングが、どういったものだったのか?
ジョン・マーストンの過去はどのようなものだったのか?
これがしっかり語られていたので、私的には今作の物語は大満足です
【主人公】
今作の主人公は、ダッチギャングに15年所属してるアーサー・モーガンが主人公
仲間を何より大事にし、腕っぷしも銃の腕前もかなりのもの
どんな無茶な作戦でも、成功させてしまうほどの実力を持った人物です
今作では、その実力のせいでダッチがどんどん無茶な作戦を立てて、結果的に崩壊してしまったのかもしれませんが
前作主人公のジョン・マーストンの存在が大きすぎて、彼に主人公が務まるのか不安でしたが、それはいらぬ心配でした
さすがロックスターというべきか、物語のボリュームがGTA5並みにあります
そしてGTA5とは違って主人公は一人なので、かなり感情移入できます
善の行動をとるか、悪の行動をとるかもプレイヤー次第、というのも、それに拍車をかけていると思います
そんなアーサーが、ギャングのため、仲間のため、ダッチのため
数々の苦難を乗り越えていく感じなのですが
チャプター5、グアーマに一部の仲間に流されてから異変が生じ、チャプター6でサンドニに帰ってきてから、彼が結核で長くないという事実が判明します
それと同時期に、裏切り者はマイカであるという事実も発覚
自身が信頼するダッチも、マイカに乗せられてるのか、どんどん無茶な作戦や非人道的な行動を取るように
残り僅かな命で、それでもダッチを信じてギャングを助けようとするアーサーがもうかっこよくて寂しくて
ここまで来ると、ジョンに並ぶ主人公だと思ってしまっています
そしてクライマックス
ジョンと二人で襲い来るギャングたちから逃げる時
「ジョン、お前だけは救い出す・・・死んでもな!!」
もう命の灯が消える直前のアーサーがこう言ったとき、もうテンションもマックスです
アーサーのことは大好き、それと同じくらい前作主人公のジョンも大好き
アーサーのために、絶対にジョンは逃がしてみせる!と思わせる演出が最高でした
そんなアーサー
最期は昇る朝日を見ながら、結核のため亡くなってしまいました
そしてまさかの、エピローグではジョン・マーストンに主人公が交代
ギャング崩壊から、どのようにして彼が牧場を手に入れるに至ったのかがしっかりと描かれています
最初は偽名を使い、暴力を振るわないようにして、以前とは違う感じでしたが
お世話になっている牧場の人がピンチになったとき
以前の服を身に纏い、武器を手に敵に立ち向かう姿を見て
ジョン・マーストンが帰ってきた!と思わせてくれる演出は最高でした
その時の服も、前作と同じものでしたし
ジョンが主人公となるエピローグでは、前作へ続く物語がしっかりとキレイに描かれていたので、とてもよかったです
裏切り者のマイカに手を出してしまったが故に、連邦捜査官に目をつけられてしまったという描写が、スタッフロールでありましたが・・・
【グラフィック】
以前も記事にしましたが、今作はグラフィックがとても綺麗です
誰もがパっと目に入る太陽の光や草木の触感、人物のグラフィックなどがキレイなのはもちろん
服の質感、道の質感などの細かい、ちゃんと見ないと分からないようなところまでもしっかりと表現されているので、それらが組み合わさった結果、全体の綺麗なグラフィックになったのではないかと思います
もしもプレイしている方がいれば、足元を見ることをオススメします
乾燥した土地、湿った土地、雪の降る土地など
それぞれ違った感触の土が、しっかりと表現されています
そして銃のグラフィック
今作は三人称、一人称を自由に変更できます
三人称では使っている銃のグラはほとんど見えません
にも拘わらず、銃のグラフィックはかなり作りこまれています
金属のそれぞれのパーツの色、金属に入れる細工、木に彫りこむ彫刻、持ちての部分の木の種類
西部劇の銃が好きな人も満足の作りこみようです
ただ、もっと種類は多くしてほしいというのが正直なところですが
ただ、海外で少し話題になっているのが、4KテレビでのHDRが、なにやらしっかりと対応できてない模様
そこは私は分からないのですが、注意ですね
【マップ】
はい、今回のマップは超広大です
雪山、湿地帯、乾燥地、草原
それぞれストーリーで訪れる場所には違った特色があるので、チャプターが進んでいっても飽きることが無いです
更に、ランダムで発生する道中イベントもあるので、さらに世界に生を感じます
メインクエで舞台となるのは、マップの北東
ウェストエリザベスよりも東側だけです
では南西のニューオースティンは?
こちらはなんと前作の舞台が丸々入ってます!
伝説のクーガーを狩りにニューオースティンを走っていると、見たことある地名、見たことある景色が飛び込んできて、とても懐かしく思いました
そしてエピローグでは、ジョンがその地を訪れ牧場を買うという、前作ファンにはかなり嬉しい展開もあります
とまあ、ここまで感想、よかったところを書いてきましたが
ここからはちょっと不満に思った点を書いていきます
【不満点】
さて、上記で書いた「マップの広大さ」
これがまずは不満点の一つです
マップが広く、それにしっかりと生を感じさせるのはすごいと思いましたが
それとゲームの快適度は、必ずしもイコールにはなりません
これだけ広大なマップでありながら、ファストトラベルがありません
正確には、自由に使えるファストトラベルがありません
アサシンクリードオデッセイも、シンクロしたビューポイントにしかファストトラベルできませんでしたが
今作はキャンプから地図を使って、行ったことのある街へファストトラベル
そして街には駅馬車、電車を使ったファストトラベルがあります
これだけ見ると十分かもしれませんが、マップがかなり広大なのを思い出してください
そしてこの時代には、街はそんなに多くありません
クエストで山のど真ん中まで行き、そこでクリアした場合
次のクエストの場所までは馬で移動しないといけません
一応、シネマティックモードにすると、×ボタン押しっぱなしにすれば道を勝手に走ってくれますが、時間がかかります
昨今の時間がない現代人からすると、これは致命的です
更に、メインクエが発生するのは、大抵はキャンプです
そのキャンプには駅馬車や電車は通ってないので、自力で移動しないといけません
移動という点では、最近のファストトラベルが当たり前になっているオープンワールドのゲームが氾濫する中
これはちょっと不満でした
続いての不満点は、「狩り」
今作にも狩りというシステムがあります
獲物を双眼鏡で調べることで、粗悪<良質<最良の三段階が分かるようになり
その動物に適した武器で、適した箇所を狙い一発で仕留めることで、素材を痛めることなく採集することが可能です
が、このシステムが正直あまり機能していないように感じました
今作にはクラフト要素があります
しかし、必要な素材は最良の素材だけ
他は売ってお金にするしかありません
これが不満ですね
アーサーのカバンを強化すれば、持ち運べるアイテムがかなり増えます
全てのカバンをアンロックすれば、東の伝説のカバンが作れ、これは全て99個まで持ち運びが可能となる最高のカバンです
これは確かに最良の素材ばかりでも問題ないと思います
しかし、それらのキャラクターの強さ、快適さに関係の無いキャンプのアップグレード、服の製作には、良質や粗悪でもよかったと思います
なんの動物が、どこに生息するかというのは、一応マップに記載はありますが
それが夜行性なのかどうか、昼間にいるのか、正確にどのあたりにいるかなどは分からず
更に、現地に行っても最良の素材の個体がいるか分からない、となると
最良の素材集めて製作をする、という気持ちも削がれてしまいます
さらにそれらが、強さに直結しないオシャレのため、となると、もういいやって気持ちになってしまいます
カバンにいたっては、キャンプでしか製作できないのですが
キャンプが無くなってしまうチャプター5以降、なんと盗品商で全て購入することができます
これでは、最良に拘って狩りをする利点が何もないように感じます
お金のために、という理由があるかもしれませんが
メインクエの銀行強盗などの悪事で、かなり多額のお金が手に入るので
よっぽど無駄遣いしない限りは困りません
私のように金塊無限増殖使う人もいますし
そして、このゲーム最大の不満点は
自分に対する通報システムです
これは、文明がかなり発達している都市、サンドニでかなり実感する問題だと思いますが
警察官はNPCには甘く、自分にはかなり厳しく処罰を行ってきます
馬で走っていると、通行人を押してしまった(ぶつかる、ではなく、押してしまう)
これで通報されてしまいます
更に、コルム一味がアーサーを発見し、喧嘩を売ってきました
面倒を避けるためにアーサー君は逃げましたが、彼らは発砲してきました
仕方ないのでアーサー君は撃ち返したところ、アーサー君が指名手配されてしまいました
警察官はアーサー君を追いかけ、あろうことか先にケンカを売ってきたコルム一味と結託して、アーサー君を撃ってきたのです
こんなことが起こってしまうのが、かなり納得がいきませんでした
強盗にあったからやり返したら、こちらが警察に悪者扱いされて射殺された等々
まるで、「過剰防衛」という言葉を用いて、正当防衛するなら殺されろ、と言っている現代社会のよう
この点は、GTAのがしっかりとシステムとして確立されていました
NPCが犯罪を行うと、警察官がしっかり対応してくれる
今作では、ランダムイベントで起こった犯罪しか警察官は対応しませんから
おかげで、サンドニでは馬に乗ることなく走り回り、スタミナが超強化されました
【まとめ】
長々書いてきましたが
今作「レッドデッドリデンプション2」は間違いなく神ゲーだと思います
GTA好き、西部劇好き、前作プレイ者なら、満足してくれること間違いなしのゲームだと断言できます
迷ってるなら買ってしまったほうがいいと思います(・∀・)
ただ、かなりボリュームがあるので、そこは覚悟したほうがいいでしょう( ´_ゝ`)
ロックスターゲームスさんは
前作RDRのリマスター
もしくはブラックウォーターでの出来事に至るまでのダッチの物語を描いたRDR3を出すべきだと思います(・∀・)
※PS4ディスク版は二枚組となっています
PSストアでの購入では95GB近くも取られてしまいますが、ダウンロード版の方がオススメです
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